文章の持つ影響力は経営を左右することさえあるんです!

文章の持つ影響力は経営を左右することさえあるんです!


文章は、とても強い影響力を与えます。
Webサイト上では、写真と文章でしかあなたの商品をイメージすることは出来ません。
特に文章は、より具体的に使用シーンや使用後の未来をイメージさせることが出来ます。

下記に、実際にあったイタリアンレストランの広告文が2つあります。
どんなお店かをイメージしながら、AとBの広告文を読んでみてください。

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A
当店は本格的なイタリアンのお店です。
パスタやピザは勿論のこと、前菜、デザートまでこだわっています!
豊富な品揃えですので、お好みのメニューがあること間違いなし!
今なら、ドリンク1杯無料&1品無料のキャンペーンも行っているので、
クーポンをお持ちになり、是非一度ご来店ください!


B
当店のピザに使用するパンは、その日の朝に焼いています。
皮が堅くて厚い最高のパンです。
一口食べると、外側はパリッとしていて、中はもっちりとした食感。
生地を作り置きしている他のお店には出せない食感です。

パスタも当店手作りのものです。
レシピ全てに新鮮なハーブを使用し、オリーブオイルは香り豊かなバージンオイル100%を、
イタリアのトスカーナから取り寄せをして使用しています。

室内には、甘いクラシックが流れ、ろうそくの柔らかな光りがテーブルを照らします。
カップル、ご夫婦の記念日に。
ちょっとした贅沢に。
是非当店のレストランをご利用ください。

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どうでしたか?
どんなイメージを持ちましたでしょうか?

おそらく、
Aは、ファミレスに近い大衆店のイメージ。
Bは、お客様の年齢層が高い高級店のイメージ。
このようなイメージではありませんでしたか?

実はAとBは、どちらも同じお店の広告文なんです。

少しだけ、このレストランの経緯をお伝えします。

このレストランは、夫婦で経営されているお店でした。
立地的なこともあり、新規客の獲得に苦心していました。
チラシもDMも効果がなくなってきており、かねてから試してみたかったWebサイトでの集客を始めてみることにしました。
営業に来た何社かのうち、新規客獲得に強いというクーポンサイトと契約する事に。
その営業の方に言われるがまま作ったのがAの広告文でした。
最初こそ新規客の来店はあったものの、クーポンが無ければ継続客になってくれる方がいません。
客単価がどんどん下がるものの、売り上げを上げるために、新規客、既存客ともに、
どんどん割引率の高いクーポンを発行する事に。
売り上げは上がるものの、利益はほぼありません。
それどころか、客数が多いので、夫婦だけでは対応出来ず、
数人のバイトを雇わなければならなくなり、赤字になる月さえありました。
毎日、朝から晩まで一生懸命働いているのに赤字になる。。

そんなサイクルに嫌気をさして、僕の勤めていた会社に相談が来ました。

担当をした僕は、店長の料理へのこだわりや味、とてもお洒落なお店の雰囲気を見て、
ターゲットとしている客層とお店側のサービスにギャップがあると感じました。
そこで、ターゲットの変更を提案し、クーポンを全て廃止させ、見せ方も変えました。
そこで作った広告文がBです。
当然、新規客の獲得数は激減しました。
しかし、客単価が上がり、クーポンを一切発行せずとも新規客の8割が継続してくれるようになりました。
夫婦だけで経営出来るようになったおかげで、大きく利益も出るようになり、
時間も作れるようになったため、新メニューの開発も出来るようになりました。
余裕が出来たため、お客様へのサービスにコストをかけられるようになりました。
そのおかげで、某口コミサイトで上位に入り、今では予約無しでは入店が難しいほど人気店になりました。
ご依頼を頂いたのが3年前ですので、たった3年間の話です。

このように、お客様への見せ方一つで、経営を左右することもあるんです。
あなたが何気なく書いている文章は、ターゲットに訴求が出来ていないかもしれません。
それどころか、あなたが全く意図していないターゲットを訴求してしまっているかもしれません。

現場から、客層が合っていないと言われてしまう方は、
もう一度、ターゲットの具体的イメージと、そのターゲットが興味を持つ内容を見直してみてください。