「簡潔な文章」=「売り上げ」ではない

「簡潔な文章」=「売り上げ」ではない


「お客は忙しいから、簡潔な文章で説明をしろ!」
上司からそんな風に言われたことはありませんか?

当然この教えは正しいです。
ただし、それが適用されるのは、既に取引のあるお客様や、社内の報告書などのものに限ってです。

あなたのサイトを訪問した新規のユーザーに行動を起こしてもらおうと思うなら、簡潔な文章は絶対にダメです。
簡潔な文章を書いてしまうと、シンプルな商品説明に、金額と申し込み方法が書かれているだけのサイトになってしまいます。

よほど商品やサービスに魅力が無い限りは、購入や問い合わせといった、次の行動を起こすことは無いでしょう。
すぐに×ボタンや戻るを押して、あなたのサイトからいなくなってしまいます。

販売用のサイトには2種類のサイトがあります。
「素晴らしいサイトだ!実に美しい。」そう誉められて、すぐに「戻る」を押されてしまうサイト。
そして、「なんだこのサイトは!手作り感満載でイケてないぞ!」そう言われながら、申し込みページに記入してしまうタイプの2種類です。

当然、あなたが作らなくてはいけないサイトは、後者のサイトです。

仕事から帰って、くたくたのサラリーマンが、寝巻きに着替えて、晩酌をしながら何気なくあなたのサイトに訪問をする。
「なんだ?このサイトは。」最初はそう思っていたが、だんだんと引き込まれ、結局最後まで読んでしまう。
その後ベッドに入っても、あなたのサイトのことが気になって眠れず、結局夜中に飛び起きて、
パソコンを開いて、あなたのサイトにアクセスし、申込書ページにクレジット情報を打ち込んでしまう。。

そのぐらいの行動をさせるような文章を書きましょう。

簡潔な文章で、そこまでの行動を起こさせる事が出来るならそれに越したことはありません。
ただし、かなりの熟練者でも無い限り、まず無理です。
適切な文章量は、1スクロールに入る範囲でも、2スクロール内に入る文章でもありません。

あなたのサイトの魅力を充分に説明出来た時です。

あなたのサイトは、新規のユーザーが行動を起こしたくなるくらい、充分な魅力が書かれていますか?